うつ病と付き合うくらし−TOP−

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 それまで健康で五体満足だった私が、初めて患った大病が、「うつ病」でした。

 うつ病は、適切な治療を受けなければ悲惨な病気です。そして、今、うつ病にかかる人が増えてきているのです。

うつ病と付き合い8年近くになり、そこで得た経験と知識が、みなさんのお役に立てれば幸いです。

 うつ病は自らが治す決意が大切です。しっかり病気と向き合い、病気を受け入れることが克服への第一歩です。

このブログがみなさんのうつ病を克服するうえで、何か良いきっかけとなっていただければ幸いです。

(記事の中には主観的な話があるかも知れません。参考として読んでいただければ嬉しいです。)

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posted by コロロ at 00:00 | その他

うつ病と退職

 うつ病と退職は、悩ましい問題です。
まず、うつ症状が重い場合は、大事な決断は後回しにするのが鉄則です。正常な精神状態ではないときに冷静で客観的な思考は難しいからです。
しかしながら、うつ病で休職したのちに退職してしまう事例の方が多いのが実態ではないでしょうか。
会社から退職を促されるパターンも往々にしてあると思います。

 私がまず訴えたいのは、できるだけ退職はせず、休職が許される状況のうちは、休職を続けて、気力体力を回復させることを優先していただきたいということです。
しっかり休養を取れば、個人差はありますが症状は寛解を期待できます。寛解状態を2〜3か月と維持できれば、職場復帰の可能性も高まります。会社を辞めるか否かは、体調が回復したのちに考えることとした方が絶対に良いです。
一時の感情で今ある社員のなどの立場・地位を自ら投げ捨ててしまうことはできる限りしないでほしいと思います。
 
 昨今労働市場は人手不足と言われていますが、年齢が上がるほど転職活動は難しくなってきますし、何より企業が求めるのは利益を上げられる人材です。あなたが一番効率的に利益を生み出せる仕事環境は、経験がある今現在の会社で働くことだと思います。
乱暴な言い方をすれば、できるだけ現在の会社にしがみつき、再起を図ることを優先してほしいと思います。

 一方で、即座に退職を考えた方が良い場合ももちろんあります。
上記の話の前提としているのは、辛いながらも5・6年以上など、ある程度その会社で働き続けることが出来てきた方についてであり、パワハラ・セクハラ・モラハラ・常態化した長時間労働など、常識的に考えて絶対やめた方が良い職場というのも残念ながら日本には沢山存在するかと思います。いわゆるブラック企業という職場です。
不運にもブラックな会社にいる方は、自分の健康や人生を犠牲にしないためにも、できるだけ早く退職した方が良いと思います。
自分の力で退職することが難しい場合は、最近新しく始まった退職代行サービス
を利用するのも一つの方法かと思います。
posted by コロロ at 19:58 | うつ病と復職

以前の自分と変わる自分



 私は、うつ病になる前は結構がむしゃらに働いていました。

多少仕事で難しく感じたり、人間関係でしんどいと感じる場面があっても、気合と根性で食いついていったという感じです。

しかし、うつ病になった後、仕事復帰してみたところ、ちょっとした難しさやプレッシャー、人間関係の軋轢などが心にマイナス思考を生んでしまい、調子を崩す傾向が見られるようになってしまいました。また、3〜40分デスクに向かっただけで疲れ果ててしまい、2〜3時間当たり前のようにずっと集中して仕事していたことが全然できなくなってしまいました。
元気な頃は、多少辛い気持ちになってもそれなりに働くことは継続できていたのに、何故今思うようにできないのか。俺はこんなものじゃない。今の俺は俺じゃない。

以前の自分に対する執着心が生まれてくるのは、他の病気(例えば麻痺など回復にリハビリを伴うもの等)でも同じものだと思いますが、この気持ちと付き合うのは結構難しいのです。

前はどうだったかではなく、今・これからどうするか。現在の自分を受け入れてこれからどう生きていくか。理想はそういうものでしょうが、病気になってしまった自分を受け入れる心と以前の自分に執着する心の葛藤が、結構苦しく、難しいのです。

 私は最近、何事も「ほどほどに」をテーマに生きています。頑張るのも悩むのも楽しむのも全てほどほど。さっき述べた、元気な頃の自分に執着するのは、それでもいい。でもほどほどに、なのがいいと思うのです。
元気な頃の自分に執着することは、ほどほどなら悪いことではないと思うのです。そこに希望や向上心というポジティブな要素があるからです。しかし、なるようにならないとき、どう考えるかです。思うようにいかないとき、不確実性に遭遇したとき、うつを経験して若干無理がきかなくなった自分はどこまでできればベストなのか、それを完遂するために乗り越えるべきハードルは、若干低めと感じる程度でもいいのではないか。

 うつとともに生きるヒントが、そこにある気がします。答えは分かりませんが、自分でよしとするレベルが多少自分のプライドより低いものでも、それでいいと素直に思えると、上手く変わる自分を作っていけるのではないか、と。


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posted by コロロ at 20:57 | うつ病の克服

薬だけに頼らない治療へ新組織



 うつ病、薬だけに頼らぬ治療普及へ新組織 国立センター
(3月8日付 朝日新聞)

 現在の精神科による治療は、抗うつ薬をはじめとする薬物療法が中心ですが、大量処方などが問題となっており、紹介した記事はうつ病に対する社会の取り組みとして大きな一歩と言えるでしょう。

認知療法は、精神療法としてメジャーでありながら、臨床の現場で一定の成果を上げているものであり、専門家と二人三脚で行うことでうつ病の再発防止も期待できます。

自分一人では認知療法を行うのは難しく、また専門的な知識をもったカウンセラーなど人材も不足していることが課題でありました。また病院などで行うカウンセリングなど心理療法は費用もかかり、人間的な相性も治療において影響があります。

この取り組みが拡大していくことで、専門家が増えて沢山のうつ病に苦しむ患者により身近に認知療法が受けられる社会となることを期待したいと思います。

 それにしても日本はこれだけの先進国でありながら、メンタルケアの領域では海外に対して遅れをとっているといわざるを得ません。記事にもあるように、イギリスでは年間120億円の予算を割いているのに対し、日本はわずか1億円です。うつ病をはじめとする精神疾患に対する社会的な認知が広がってきたとはいえ、まだまだこの点に関しては日本は後進国であると思わざるを得ません。
早く企業をはじめとした社会のあらゆる場面(ストレスフルな環境において)で精神医学によるケアの体制が確立されることを願ってやみません。

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posted by コロロ at 21:07 | うつ病と治療

うつじゃない苦労を取り戻そう



 2月26日、NHK教育テレビで統合失調症の特集番組がありました。統合失調症は10代〜20代の若者に多い病気で、うつ病とともに最近社会的な認知が広がっています。

うつ病と同様、治療の次は社会復帰・自立支援というのが大きなテーマとなるのですが、北海道浦河町に「べてるの家」という統合失調症患者が集まる自助グループがあり、そこで生きるテーマとしている言葉の中に、「苦労を取り戻そう」というのがありました。

 心の病になると、病に関する苦労でいっぱいいっぱいとなってしまい、健常者が感じるであろう仕事や恋愛・人間関係など様々な苦労が体験できない状態となってしまいがちになります。
べてるの家では、病気以外の苦労を感じるようにすることにより、病気の苦労の割合を抑えるようにしようという、とても勇気のある言葉をテーマに持っています。

これはとても凄いことで、ともすると我々は上手くいかないこと・やっかいなこと・面倒なことから逃げてしまいがちなのですが、そういう苦労をあえて積極的に受けるようにする、と言っているのです。もちろん苦労ばかりでは辛い一方なのですが、そういう言葉が自発的にでるくらい、彼らはとてつもない苦しみを乗り越えてきているのだろうと思います。

 うつ病は辛く感じることばかりで心の負担が100%うつ病となってしまう感覚があります。でも、他の苦労を受け入れることで、うつ病一辺倒だった自分の心の中に別なテーマが入り、少しずつでもうつ病による負担の割合を減らしてあげることも大切なのかな、と思いました。

症状が良くなってきたら、頭の片隅でうつの体調も考慮しつつ、面倒なことにも少しずつ飛び込んでみる。その精神が、社会復帰自立というものにつながっていくのかもしれません。


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posted by コロロ at 21:43 | うつ病の克服